院長挨拶

令和7年4月1日から先代院長 三輪茂之の後任として、津和野共存病院の院長に就任いたしました。この場を借りまして、皆様にご挨拶申し上げます。
私は36年前に当院に内科医として勤務しておりました。その際に地域の方・職員の方から大切にしていただき、いつかは恩返しをしたいと考えていました。前職は、益田赤十字病院の院長でしたが、急性期病院として機能していましたので、患者さんに丁寧に寄り添うことは困難でした。医療は生活に必要不可欠なものです。限られた当院の資源・設備・人員で安全な医療への要望に応えていく必要があります。まず、医療の継続を目指します。医師数も限られた当院では、総合診療医が様々な診療を行い、専門医の治療が必要な場合には速やかに専門病院を紹介いたします。救急医療も可能な限り対応いたしますが、当院のスタッフに過重な負担がかかりませんように、町民の皆様方もご理解とご協力をお願いいたします。
高齢化が著しいこの中山間地域においては、最後まで患者さんに寄り添う温かい医療が必須であろうと考えます。医療のみでなく、どのようにこの地域で生活していくかを行政の方々とも相談しながら、一人一人に対応できる医療・介護を展開したいと思います。
また、当地域で試みたことを次の世代にも継承できるよう努力いたします。皆様方のご理解とご支援をいただきますようにお願いいたします。
これからも地域の皆様方から信頼される病院を目指し、職員一丸となって努めてまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
津和野共存病院 院長 木谷 光博